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人間はミスをするものなのに無意味に「早くやれ」とアドバイスをされたときの対処は聞き流す

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就職してちょっと職人っぽい職場に配属されたんですよ。

それで新人だから先輩からいろいろ指導を頂くんですけど「なるべく早くやれ」とか「なるべく綺麗に」みたいな指導が多かったんです。

まあ10代だし新人だしで素直に聞いてはいたんですが途中から「それしか教えれないのかこいつらは」と思うようになりました。

 

人間というのは早く行動するとミスや怪我が増えるんです。

当たり前の話だとは思います。

だから仕事を早く終わらせることと身の動きを早くすることは比例していないのです。

手ばかり早く動かしてもミスがあれば意味がありません。

ミスを取り返すのにコストがかかるので、むしろ何もやらなかったほうが生産性は良いという状態になりかねません。

 

だから本当に重要なのは「工夫」なんですよね。

工夫は増やしてもミスは増えません。

工夫は仕事の早さとミスの減少を両立できます。

だから先輩の指導というのは工夫の伝授であるべきだと思います。

「こういう風にやればやりやすい」とか「こういうツールを使うといい」とか指導内容に具体性が必要だと思います。

正直「早くやれ」なんて誰でも言えますし、言葉に重みが全くありません。

私はそんな考えなので、具体性のないアドバイスは聞き流していました。

 

そういう指導をする人の下に、素直に話を聞き入れるタイプの新人が入ると問題が発生します。

新人は早く動くことへのプレッシャーをかけられ、たしかに動きは早いのですが実際のところはあたふたして無意味な動作をしているだけであり、しかもテンパってミスを多くしていました。

私はそういう状態を「一生懸命な無駄な動き」と表現していました。

私は具体性のないアドバイスは聞き流すことを推奨します。

 

 

とある日、私は木を切りたいと思い情報収集のため林業のイベントをに見に行きました。

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そこで若手の林業従事者の方達と司会の方がイベントブースにいて、林業の体験談等の発表をしていていました。

司会の方が若手の林業従事者の方に「先輩たちはどうですか?」的な質問をしたところ「いやーほんと仕事の動きが早くてすごいですね!」的な返答をしてたんですよ。

私はその返答を聞いて「うあ…」って気持ちになって正直引いたんですよ。

日頃から林業の考え方とか作業や道具の工夫の指導を熱心にして貰えていたら、「先輩は作業が早いからすごい」なんて言葉は出てこなくて「知識や考えが物凄い深い」とかそういうワードが最初に出てくると思うんですよ。

逆に言えばそこしか褒めるところがなかったのかな?とか思っちゃうんですよね、私は。

仕事なんて慣れたら勝手に早くなります。

身の動きが早いなんてのは努力の結果じゃないんです。

あれって動きはたしかに早いんですけど、ただあのスピードが心地良いだけなんですよ。

徒歩が早い人と同じです。

別にあれ頑張って歩いている訳じゃないですよね。

 

ほんとに重要なのは積み上げてきた工夫です。

毎日自分の頭で考えて色々な工夫をしている人は絶対に若手に伝えるんですよ。

なぜなら、工夫っていうのは自分自身で思いついた時に感動するものだからです。

そして人は感動を共感してほしいと願うものなので、そのことについて若手に喋らずにはいられないんですよ。

映画やライブですごく感動した時、誰かにそのことを話したくなるのと同じです。

先輩の仕事の速さを最初に褒めるってことは、先輩は若手に伝えてないって事だし、伝えてないってことは仕事に対して感動してないってことです。

このような思考回路で自分の中で林業業界の中を察してしまい引いたのです。

 

 

私はこれから会社を辞めてニートになるのですがその後再就職するかもしれません。

どちらかと言うと職人系の仕事をしたいなーと思っているのですが、私は他人に対する尊敬心がないので、多分職人業界も「工夫のない」「仕事に感動しない」奴らばかりなんだろうなと予想しています。

そういう人たちに、また10代の頃のような中身のない指導をされると思うと面倒だなって思います。

世の中には素晴らしい職人もいると思いますが、自分がその下に付ける確率はどのぐらいなのでしょうか。

もし尊敬できる人に下についた場合はハッピーなので何の心配もいらないのですが、しょうもない人の下についた場合どのように対応するかよくよく考えなければなりません。

一つ言えるのは、表立って反発することは愚の骨頂です。

意味のない自己主張は、先輩にも自分にも利がありません。

適当にへりくだって相手をいい気分にしてなるべく多くの情報を提供してもらうのが、お互いにとって最も利のあることです。

これ以上情報が得られないと感じたら離れれば良いと思います。

 

私は本当に指導されるのが苦手で、指導されても絶対自分のほうが良い発想をできる、と思ってしまうのですよ。

できるのなら、誰かの下につくことは避けたいなと思ってます。