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DIYで電気配線をいじれる第二種電工資格の独学取得法

私は拠点として山奥に別荘を買ったのですが、自分で改築を行えるように第2種電気工事士の取得を目指していました。

第2種電気工事士とは、500V以下の電気配線工事が可能になる資格であり、私生活でも仕事でも役に立つ良い資格です。

取得へのネックとして、実技試験の存在が挙げられますが、私は学科を含めてすべて独学で合格することができました。

効率的に勉強するために自分なりに工夫した点が多くあるので公開していきます。

学科勉強

学科の勉強法を紹介します。

学科勉強で自分がやったこと

まず参考書を買いました。

ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士筆記試験すいーっと合格(2018年版)

ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士筆記試験すいーっと合格(2018年版)

 

上記のシリーズは図解が多く見やすいです。

私は、ごく普通に参考書の始めから最後まで順番に読んでいましたが、正直言って全く覚えれらませんでした。

本の最後の方に過去問が少し載っていて、それを説いていましたが、なかなか理解が進まず焦っていました。

学科はネット上の情報が優秀

最終的には

kakomon-quiz.com上記のサイトの「過去問ランダム」の「過去問全科目」をひたすら解いていました。

 

正直、参考書の中身を順番に理解するより過去問を丸暗記したほうが楽だと思います。

とりあえず、どのような問題が出るのかの傾向と特長を掴んでから、分からないことはググればいいと思います。

問題文の中の分からないワードをGoogle検索すれば、詳しい解説ページが出てきます。

第2種電気工事士は1年で約10万人が受験する人気の資格なので、Web上に解説サイトがたくさんあります。

もしかしたら、参考書はいらなかったかもしれません。

しかし、やはり参考書は情報のまとまり具合は秀逸なので、とりあえずネットで勉強して不都合があったら参考書を買うという流れで良いのではないでしょか?

複線図の勉強を最初にやるとお得

複線図の書き方を最初に勉強すると効率が良いです。

複線図の知識は、実技試験に必要となり、後に必ず覚えなければならないものです。

自分は複線図の書き方が分からず、学科試験では捨て問題にしていましたが、結局実技練習の時に覚えることになったので、今思うと無駄があったなと思います。

実技練習

実技練習は特に工夫が必要な分野です。

自分が合格するためにやったこと考えたことを紹介します。

 

YouTubeを見て学ぶ

自分は実技練習を始める前、作業のイメージが全く沸かず、本当に合格できるのだろうかと不安な気持ちになっていました。

そこでYouTubeで実技試験の解説動画を探した所、とても良い動画が見つかりました。

www.youtube.com

ホーザン株式会社の動画がオススメです。

複線図の作成から製品完成までの一連の流れを通しで見ることができるので、作業のイメージを具体的に掴むことができます。

電気工事士に興味がある人は、最初にこの動画を見て「自分でもできそうだな」という自信を持ってから受験をするかどうか決めると良いかもしれません。

 

実技試験の性質上どうしても動画時間が長い(40分)のでYouTube再生速度を1.5~2倍にすると時間の無駄にならないし、見てて飽きにくいのでオススメです。

 

実技試験は学科試験の2ヶ月後に行われます。

練習期間はそれなりにあるので、まずは一日一本動画を見るという所から始めると良いのではないかと思います。

 

この他にも

www.youtube.com

こちらの解説動画もオススメです。

こちらは、実際に電気工事士として長年働いてきた方が公開している動画です。

ホーザンの動画と作業が微妙に異なっているところもあるので、時間がある方は両方を見比べて、自分のやりやすい方法を模索すると良いと思います。

しかしこの人は複線図を書かないので、始めて見る動画がこれだと、実技試験が物凄く難しいもののように錯覚してしまうので、基本的にはホーザン株式会社の動画のほうがオススメです。

複線図は書くな

上でも少し触れましたが、実技試験では複線図を書く必要はありません。

むしろ、実技試験で複線図は書くなと言いたいです。(複線図の書き方は知っておいて下さい)。

 

理由としては、実技試験の制限時間が短い、という点が大きいです。

複線図を書く作業は時間がかかります。

私が実技試験を受けたとき、終了後に自分の周りを見渡したら、主観ですが7割ぐらいの人は完成すらできていなかったように思えます。(実技合格率は6割だったので統計的にはありえないですが…)

実技試験は基本的に欠陥の無いように作ることを目的に作業しますが、制限時間内に完成させられないのは論外です。

ミスをするリスクより、時間内に完成できないリスクを重く見るべきだと思います。

 

また、複線図を書く行為は、特にミスの削減には繋がっていないと思います。

私は複線図をわざわざ紙に書くという行為は無意味に高度な無意味な行動だと思います。

なぜなら、そもそも支給される図面上に大きなヒントがそのまま書かれているのです。

説明していきます。

(引用)f:id:koidekonbu:20180126014825p:plain

第二種電気工事士技能試験の問題と解答 | ECEE 一般財団法人電気技術者試験センター

 

それでは、試験で支給される回路図を見てみましょう。

これは単線図というもので、回路を省略して作画されたものとなっています。

省略されているため、実際にどのように線を繋ぎ合わせれば良いか、慣れていないと分かり辛いですよね。(私は今でもよく分かりません)。

 

この単線図を複線図に書き直すのが一般的に言われる作業手順なのですが、実は複線図に書き直さなくても確実に進められる確定事項があります。

 

f:id:koidekonbu:20180126020645p:plain

それは上図の赤丸で囲った部分です。

一部をクローズアップしてみます。

f:id:koidekonbu:20180126020741p:plain

 

引掛シーリングの図記号とVVF 1.6-2C150mmという表記が見受けられます。

これは部品間150mm直径1.6mm2心の電線引掛シーリングに接続するという風に判断することができます。

f:id:koidekonbu:20180126021426p:plain

イラストだと上記の状態になります。

これだけだったら、複線図を書くまでもないですよね?

これと同じ考え方で、先程の赤丸部分6箇所は迷わず作業を進めることができます。

(コンセント部分は少し工夫がいりますが、ホーザンの動画を見れば分かります)。

 

赤丸部分を作り、それを図面通りに並べてみましょう。

すると残りの作業は下記画像の青丸部分のみとなります。

f:id:koidekonbu:20180126022640p:plain

複線図を書かなくてもとりあえずここまでは迷わず作業を進めることができます。

 

正直、「もうほぼ完成したな」って気分になりませんか?

そしてこの青丸部分で、各電線を繋ぎ合わせることで回路が完成します。

この青丸部分を接続するためには複線図の知識が必要となりますがわざわざ紙に書く必要はありません。

目の前に殆ど完成した回路が存在し、後は青丸内のみに集中すれば良い訳ですから、わざわざ紙に複線図を書くまでも無く実際に電線の接続を開始すれば良いのです。

 

私はこの項目の冒頭で複線図を紙に書くことを無意味に高度だと書きましたが、分かって頂けたでしょうか?

作業の始めに紙に複線図を書く場合は、課題すべての配線についてを書かなければなりません。

しかし作業を進められる所まで進めれば、配線について考えるのは青丸部のみで良くなります。

複線図を紙に書くと、思考量が増えるためミスが増えると思います。

 

時間削減の意味でもミスの削減の意味でも、私は複線図を書くべきではないと思います。

 

欠陥の判断基準を見よう

実技試験では、一箇所でも欠陥があれば不合格となります。

しかし、結構許される範囲は大きいので、不器用さで不合格になることはほぼ無いと思います。

怖いのは知らなかったり勘違いをしていて欠陥を出してしまうことです。

 

ホーザン株式会社の動画を参考にすれば、欠陥はまず起こらないと思いますが、電気工事士試験の公式サイトで欠陥の判断基準について公開されてあるので時間があれば読みましょう。

欠陥の判断基準等について | ECEE 一般財団法人電気技術者試験センター

電気工事士技能試験の概要と注意すべきポイント

に詳しく書いてあります。

結構長いので、時間のない人は画像のあるところだけ読めば十分だと思います。

練習は一回でも行けるかも

「動画を見た、複線図の考え方もOK」となれば実際に練習を開始してみましょう。

課題は13種類あり、本番ではその中の一つがランダムで出題されます。

しかし13種類をすべて練習する必要は無いと思います。

 

極論を言いますと、もし適当に課題を選んで、初見で制限時間40分のところを2,30分で完ぺきにできたとしましょう。

そういう場合は、十分技能が備わっていると考え、それ以上は通しの練習はしなくても良いのではないかと思います。(まず無いと思いますが…)

怖いのは技能不足ではなく知識不足です。

 

13種類の課題にはそれぞれ特色があります。

配線自体はできると思いますが、怖いのは見たことのない機器が出てくることです。

もし、本番で見たこともない機器が出てきたら、接続の仕方が分からずかなり困惑することになるでしょう。

電線の加工や接続の汎用作業が十分できるなら、後は13種類の課題の図面を眺めて、自分の知らない物が出てきたら動画を見て勉強し、その要素部分だけ練習すれば良いと思います。

もちろん13種類を一回ずつ以上練習するのが理想ですが、練習時間が取れない人もいると思うので参考にして下さい。

私は13×3回分の合計39回分の練習材料を買いましたが、結局7回分しか使わず後悔しているので練習材料を買う場合は参考にして下さい。

 

ちなみに、十分な技能が備わっているかの判断基準としては、一番時間が掛かる課題を時間内に終わらせられれば良いと思います。

具体的に言うとスイッチが多くアウトレットボックスがある2017年の難問課題7を時間内に終わらせられれば、他の課題も時間内にできるでしょう。

本番はトチる

私は、実技には自信があったのですが、本番ではトチりました。

電線の長さを間違えて切ってしましました。

一箇所電線の長さが指定の52%程になってしまいましたが、欠陥の判断基準では50%以下が欠陥なので私は助かりました。

 

やはり本番は緊張することもあり、練習では起きなかったようなミスをしてしまうことがあります。

人も多くいますし、机はメチャクチャ狭いですし、環境が変わるのでそういうことも起きてしまいます。

 

私は取り返しのつかないトラブルでしたが、取り返しのつくトラブルが起きることも見越して課題は30分ぐらいで終わらせられるように練習することをオススメします。

 

実技練習のために買ったもの

最後に実技試験のために私が購入したものを紹介します。

まずは工具です。

私はホーザン株式会社工具セットを購入しました。

YouTubeの解説動画もこの工具セットを使用する前提で構成されているので、この工具セットで間違いはないと思います。

ただ、ニッパーが入っていないので、大きめのニッパーを買うと電線の端を切る時などに便利かと思います。(無くてもいけますが…)

布のスケールは、作業スペースの手前にテープで固定しておくと、電線の長さを図る時に便利ですよ。

 

次に練習材料です。

練習材料は色々なメーカーが販売しているので、安いものを選べば良いと思います。

電線しか入っていないものもあるので必ず、電線器具が入ったものを購入して下さい。

各社1セットで13問分の練習ができます。

私は結果的には1セット分で十分でしたが、手先の器用さに自信のない方や、練習時間が十分取れる方は2セット以上買っても良いかも知れません。

でも1セットでも全部消化するのに10時間以上かかりますからね?

よく考えてみて下さい。

まとめ

最後に当記事をまとめると

  • 学科はネットで勉強
  • 実技はYouTubeで勉強
  • 複線図は紙に書くな

となります。